萌えゲーアワード2018を見て、シナリオ賞を取ったぬきたしを1ルートクリアしてなるほどと思った私は何故か昨年2017年のシナリオ賞を取った金色ラブリッチェを完クリするという流れになりました。
SAGAはキャラゲーという印象が強くてずっと気になってはいたけど手出してなかったんですよね。
店頭に中古あんまし見かけない上にあんまし値段落ちねぇし。
だいぶ放置してたのにいつだって衝動買いw
花咲きワークスプリング以来のSAGAやた。
完クリ後、しばらく飲み込むのに呆然として感想書くのにも数日置いてる位ですよ。
4ルートをクリアした時点ではまだなるほど良作。
でもシナリオで賞とるほどなのかな?ってね。
楽しい日常パートの掛け合いとルート入って他の登場人物がいなくなるような事もなく。
ここまでの感想は青臭い台詞も多くておっさんがプレイするにはちょっと気恥ずかしいくらいの王道。
幼馴染のど直球な純愛物だったんだけどなぁ…。
最近はちょっとひねてるのばっかしてたり伝奇ものっていうかファンタジーというかだったから新鮮なところもプラス。
最後のグランドエンドルートでだいぶ作品の印象変えられました。
そもそもよく考えればタバコ吸ってるヒロインって見た事ねぇかもですよw
よく考えると真綿でゆっくりと締め付けるように他ルートに伏線張ってるのよね。
全部繋がっていくし。ホント。
話自体はよくある展開ではある、ヒロインが病っていう。
ただなぁ、わたしはエロゲで初めて見たかも病死ってさ。
奇跡が起こると期待してましたさ。
萌えゲーだろうと?
最後の回想みたいな演出でヤバいと思ってたらあっさり葬儀でポカーンとしました。
でもこれ以上ないくらいの演出だとも思ってだってさ救われる未来見えんかったもんな…
ヒロインの死亡を無理やり奇跡でなんとかしなかったとこで『やるな』と。
まったくですよ。
仮面ライダー555全話視聴した後だったから気分が明るくなる気持ちのいいのやるつもりで
やったのにとんだ名作に当たったもんでした。
ただ、完全に個人的な思いなんですが亡くなった後の話が欲しかった。それなりに長く。
亡くなるとこって盛り上がっちゃうんだけどさそうじゃなくってその後のがメインだと思うんだよなぁ…。
物語的に誰が主人公かによるけど。
タイトルが理亜のルートっぽいから無理あるんだろうけど。
昔に流行った『世界の中心で愛を叫ぶ』って死んでからがスタートというか本編というかだったし。
あんだけCMとかで盛り上げてるけどそこメインでもなくて割とさらっと行くからね。
死が尊いとか価値のある死に方とかじゃあないからね。日常の当たり前のどこでもあるお話で。
そのせいかヒロインの名前は全然覚えてないのに主人公の名前はヒロインとじいちゃんがよく呼んでたから覚えてるっていう。
やっぱり朔太郎の死に関するお話だったなぁってね。
最後に央路視点が欲しかった。なぜなら主人公なのだから!
この作品の主人公の生き方でライターさんの理亜への答えが知りたかったです。
結局、理亜は完結してますけど央路が残って消化不良な気持ち、結局保留で終わってますからね。
まぁ、そこまで濃厚にやられたら最早、娯楽の枠じゃぁないよねw
というわけで涙は出ないというか理亜の言葉を忘れないなら泣いちゃあいけない。
笑って心を激しく揺さぶられてそして忘れない名作でした。
呑み込めなさ過ぎてしばらくもやもやするけどな!
んでファンディスクがあるようですけど。
評価が割れてるって事はたぶん死亡回避ルート足したんだろうなぁ…。
もし、ファンディスクなのに死んだ後の話だったらだいぶ振り切ってて、論議は生みそうだけど神作品だったろうに。
opも宜しい。CGも満足。シナリオ◎でこれ準大賞だったのは覚えててこれ超えるって大賞何?
って見たら『ノラと皇女と野良猫ハート』の2だった無印はやったけどさ、良かったけど大賞には届かなかったと思う。
2そんなに良かったのかと何か不信だったりする。どうなんだろ。気になるけど。
感想見て興味持ったらやるかなぁ…。
ネタバレがあったとしてもやっぱやらないとね。過程がないと自分なりの評価は出ないし。
というわけで色々ネタバレですが、それ含めて興味持てたらやる価値は十分ある作品でした。